フェアトレード。聞いた事ありますか。耳慣れないかも知れません。しかし簡単な言葉ですね。フェアなトレード。公平な貿易。
「えっ?これって普通でしょ。こんな言葉があるってことは、貿易って公平じゃなかったの?」そう疑問を抱く人が多いことでしょう。そうなんです。不公平なんです。
バナナも
コーヒーも
チョコレートも。
貿易を考えるに当たって、
グローバリゼーションという、富裕層が作り上げた先進国と途上国(南北関係とも言う)のいびつな貿易構造は避けることはできません。賃金設定など主導権を握るのは力を持った、先進国(多国籍企業)だからです。金持ち経営者は、当然のように生産国の労働者には最低の賃金しか払いません。その上最悪なのは
長時間労働、不法チャイルドレイバー、安い労力をキープするために人身売買までが行われているそうです。(QMMブログから引用)こんなことが行われていいはずがありません。しかし、私たちが日常的に食しているバナナ、コーヒー、チョコレートなどは原産国の低賃金と過酷な労働を下敷きにして店頭に並ぶんですから。
そこでこの先進国の悪業を止めなければいけないという
フェアトレード運動は起こるべくして起きたといえるでしょう。幾重にも重なる仲介業者をはぶき、生産国の人々に適正な賃金を払い、自立を支援することを目的とします。そして消費者と生産者を、公平な関係で繋げようとしています。
現在、EU諸国、北米、日本などで組織し、世界レベルで行われています。